セラミック治療では麻酔注射をして歯を削り、セラミックの詰め物・被せ物を装着します。
施術に伴い、セラミック治療後、すぐに食事を取ることは控えましょう。すぐに食事を取ると、歯や接着剤(MTAセメントなど)に悪影響を与えてしまう可能性も。
目次
■セラミック治療後は3時間ほど、食事を控えましょう
◎麻酔注射が切れるまでに1~3時間程度かかります
歯科で用いる麻酔注射は、麻酔の効果が切れるまでに1~3時間程度かかります。セラミック治療後、麻酔が残っているときに食事を取ると、誤って舌や頬の内側の粘膜を噛んでしまうおそれも。
麻酔の効果が切れるまでに1~3時間程度かかるため、セラミック治療後は3時間ほど、食事を控えましょう。
■セラミック治療後の食事の注意点
◎セラミック治療後、24時間は硬い物を噛むのは避けましょう
セラミック治療では、レジンセメントという接着性が高いセメントを用いることが多いです。
レジンセメントは5分前後で固まるため、施術後はすぐにセラミックの詰め物・被せ物の初期固定を得られます。
初期固定は得られるのですが、セラミック治療では歯の神経を抜いて根管治療を行う場合も。根管治療で使用するセメント(MTAセメントなど)は、種類によっては数時間程度の硬化時間がかかる物もあります。
上記の理由により、接着剤への悪影響を防ぐため、セラミック治療後、24時間はセラミックの詰め物・被せ物をした歯で硬い物を噛むことは避けてください。
なお、セラミックの詰め物・被せ物以外の歯では硬い物は噛むことは可能です。セラミック以外の歯で噛むことは可能ですが、誤ってセラミックの詰め物・被せ物を装着した歯で噛んでしまうおそれもあるため、やはり、セラミック治療後24時間は硬い物を含む食事は避けることをおすすめします。
◎24時間経った後も、セラミックの詰め物・被せ物をした歯で硬すぎる物を噛むことは避けましょう
「セラミックの詰め物・被せ物は割れ・欠けが心配…」
セラミックの補綴物を入れることをご検討されるも、詰め物・被せ物の割れ・欠けが心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
たしかに、以前の2000年代前半頃までのセラミックの詰め物・被せ物は強度が低く、詰め物・被せ物の割れ・欠けを起こすケースが少なからずありました。
現在は、ジルコニアやe-maxなど、硬度が高く詰め物・被せ物の割れ・欠けを起こしにくいセラミックが普及しています。
しかし、どんなにジルコニアやe-maxの硬度が高いとは言え、セラミックの詰め物・被せ物が絶対に割れ・欠けを起こさない訳ではありません。
以下のような硬すぎる物を噛むと、セラミックの詰め物・被せ物が割れ・欠けを起こすおそれも。
[セラミックの詰め物・被せ物をした歯で噛むことは避けていただきたい食べ物の例]
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氷
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飴玉
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硬すぎるお菓子(地方名産の硬パン、石パンなど)
セラミック治療後は、セラミックの詰め物・被せ物をした歯で上記のような硬すぎる物を噛むことは控えましょう。
【セラミック治療の無料相談を行っています】
ファミリアデンタルオフィスでは、セラミック治療に関するご質問やご希望をお伺いしております。相談費は無料です。
カウンセリングでは、歯科医師が患者さんのお話を詳しくお伺いし、一人ひとりの方に合った治療方法・素材をご提案いたします。
セラミックの詰め物・被せ物をご検討されている方は、当院までお気軽にご相談ください。