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ホワイトニングで白くなりにくい歯はどうすればイイの? 対処方法をご紹介


「神経が死んで黒くなった歯は、ホワイトニングで白くできる?」

「ホワイトニングで白くなりにくい歯はどうすればイイの?」


歯科医院のホワイトニングでは、過酸化物(過酸化水素、過酸化尿素など)が含まれたホワイトニング剤を用い、エナメル質の内側から歯を白くしていきます。


エナメル質の内側から歯を白くできる歯科医院のホワイトニングですが、原因・歯の状態によっては、ホワイトニングでは歯を白くすることが難しい場合も。


今回は、「ホワイトニングで白くなりにくい歯」および「ホワイトニングが難しい歯を白くする方法」をご紹介します。


■ホワイトニングで白くなりにくい歯 


以下のような歯は、ホワイトニングでは白くなりにくい場合があります。


1.神経が死んだ歯(失活歯)

神経が死んだ歯は「失活歯(しっかつし)」と呼ばれ、歯が灰色~黒ずんでいる点が特徴です。


失活歯は、歯の表面のエナメル質の下にある象牙質そのものが黒ずんでいます。


ホワイトニングはエナメル質に作用して歯を白くするため、象牙質そのものが黒ずんでいる失活歯を通常のホワイトニングで白くするのは難しいのです(※1)(※2)。


(※1)歯に穴を開け、象牙質の中に漂白剤(過酸化水素など)を入れる
「ウォーキングブリーチ」では失活歯を白くできる可能性があります。


(※2)クリニックにより、
ウォーキングブリーチの対応・非対応が異なります。


{歯の神経が死んだ歯が黒ずんでくるメカニズム}


  • 歯を強くぶつけた

  • むし歯が進行し、細菌によって歯の神経が侵された(C3以上の重度のむし歯など)

  • 歯科治療で歯の神経を除去した(抜髄:ばつずい)


上記のような原因で歯の神経が死ぬ(or神経がなくなる)と、


  • 象牙質の中で血液が沈着したり、

  • 栄養を受け取れなくなった象牙質が乾燥して(枯れて)しまい、


歯が黒ずんでいきます。


2.テトラサイクリン歯

テトラサイクリン歯とは、


  • 妊婦さん(テトラサイクリン歯になった子どものお母さん)

  • 0~8歳頃の赤ちゃん・子ども


が、テトラサイクリンという薬剤を服用・摂取(母乳からの摂取を含む)したことが原因で、子どもに起きることがある歯の変色です。


{テトラサイクリンって何?}


テトラサイクリンとは、テトラサイクリン系の抗生物質です(抗生物質の分類の一種)。肺炎や皮膚疾患の治療薬、風邪薬のシロップなどにテトラサイクリン系の抗生物質が含まれています。


テトラサイクリン歯について詳しくはこちら


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テトラサイクリン歯は、歯の象牙質の中にテトラサイクリンが沈着しています。象牙質の中に薬剤が沈着しているため、エナメル質に作用するホワイトニングではテトラサイクリン歯を白くするのは難しい場合があります。


3.歯牙フッ素症

歯牙フッ素症とは、


乳幼児期(0~5歳頃)にフッ素を過剰に摂取したことが原因で歯のエナメル質の構造そのものが変化し、斑点状(まだら)に変色してしまった歯を指します。


[歯牙フッ素症を起こし得る主な原因]


  • 水道水にフッ素が添加されている国(アメリカなど)における、フッ素が含まれた水道水の過剰摂取

  • フッ素入り歯磨き粉・マウスウォッシュの継続的な誤飲

  • フッ素濃度が高い天然水(天然のフッ素濃度が高い地域の井戸水など)の継続的な飲用


歯牙フッ素症は、フッ素の影響で歯のエナメル質の構造そのものが変化しています(エナメル質の石灰化の異常)。


エナメル質の構造そのものが変化している、歯牙フッ素症。歯牙フッ素症により変色した歯を、ホワイトニングで白くするのは難しいことがあります。


4.加齢による象牙質の黄ばみ(時間がかかりますが、ホワイトニングで白くできるケースも)

元々、人間の歯の象牙質は黄色っぽい色をしています(アイボリー色=“象牙(Ivory)”質の語源)。


元々、黄色っぽい歯の象牙質ですが、加齢により、象牙質の黄色味がさらに濃くなることも。


加齢による象牙質の黄ばみは、象牙質そのものが黄色いため、エナメル質に作用するホワイトニングでは、なかなか歯を白くできない場合があります。


{時間をかけたホワイトニングで、加齢による象牙質の黄ばみがある歯を白くできるケースも}


数ヶ月間など、時間をかけてじっくりホワイトニングを行い、歯を白くしていくことで、加齢による象牙質の黄ばみがある歯を白くできる場合があります。


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以上4つが、ホワイトニングで白くしにくい歯です。ご自身の歯の症状に当てはまるものはありましたでしょうか?


次の項では、ホワイトニングで白くしにくい歯を白くする方法をご紹介します。


■ホワイトニングで白くしにくい歯を白くする方法


前述の1~4の「白くしにくい歯」に対しては、以下のような方法により、歯の白さにアプローチすることが可能です。


◎セラミック治療

白い色をしたセラミック製の被せ物を歯にかぶせることで、歯を白くできます。


セラミック治療ではセラミックの被せ物を用いるため、前述の1~4のいずれの症例も歯を白くすることが可能です。


◎ラミネートベニア

薄いセラミック製のチップを前歯の表面に貼り付けることで、前歯の表面を白くできます。


(※)クリニックにより、ラミネートベニアの対応・非対応が異なります。


セラミック治療と異なり、ラミネートベニアは前歯の表面のみが適応になる点がデメリっットです。


【なかなか歯を白くできない… 歯の色でお困りの方はお気軽にご相談ください】


ファミリアデンタルオフィスでは、セラミック治療に関するご質問やご希望をお伺いしております。セラミック治療の相談費は無料です。


カウンセリングでは、歯科医師が患者さんのお話を詳しくお伺いし、一人ひとりの方に合った治療方法・素材をご提案いたします。


なかなか歯を白くできない方、セラミックの詰め物・被せ物をご検討されている方は、当院までお気軽にご相談ください。


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