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セラミック治療の豆知識 TRIVIA

セラミックと銀歯の違い



「銀歯がギラギラ光るのが気になる…」

「銀歯の詰め物・被せ物の下でむし歯が再発した…」

「頭痛や肩こりが治らない…」


このような銀歯のお悩み、ありませんでしょうか?


保険素材の銀歯は見た目の問題やむし歯が再発しやすい、金属アレルギーの原因になるなど、デメリットが多いです(※)。


(※)歯科用金属が原因の金属アレルギーにより頭痛や肩こり、腹痛などの症状が起きることがあります。


デメリットが多い保険の銀歯と比べ、自費のセラミックの詰め物・被せ物は自然な白さの歯を再現でき、むし歯や歯周病になりにくい優れた歯科素材です。銀歯でお悩みの方はセラミック治療を受けることで歯の見た目が改善され、お口の健康を良好に保ちやすくなる効果を期待できます。


■セラミックと銀歯の比較


1.美しさ

◎セラミック


セラミックは光を通す性質を持つため、天然のエナメル質のような透明感があります。


セラミックの詰め物・被せ物にすることで天然歯に近い自然な白さを再現できます(※)


(※)ジルコニアなど、セラミックの種類によっては透明度や色調の再現性が多少劣る物もあります。


✕銀歯


銀歯は金属のため詰め物・被せ物がギラギラ光って見え、目立ちやすいです。経年劣化により、錆びた銀歯の詰め物・被せ物が黒ずんでくることも。


2.むし歯・歯周病のなりやすさ(歯垢や食べカスのつきやすさ)

◎セラミック


セラミックは表面がつるつるとしており吸水性(※1)が低く、歯垢や食べカスがつきにくい性質を持っています。


(※1)吸水性・・・水分の吸収しやすさ。


汚れがつきにくく詰め物・被せ物に歯垢や食べカスがついても落としやすいため、むし歯や歯周病になりにくいです(※2)。


(※2)むし歯や歯周病を予防するには毎日のセルフケアと歯科医院での定期メンテナンスが必須となります。


✕銀歯


銀歯は(+)の帯電性があり、イオンの作用によって歯垢(-)を銀歯の表面に引き寄せてしまいます。


また、銀歯は金属のため経年劣化で錆びてしまい、ざらざらに錆びた表面部分に歯垢や食べカスがつきやすいです。


銀歯の詰め物・被せ物に歯垢や食べカスが付着した状態を放置すると、むし歯、歯周病を発症しやすくなります。


3.耐久性の高さ(変色・着色や劣化に対する強さ、硬さ)

◎セラミック(変色・着色や劣化に対する強さ)


陶器と同じ性質を持つセラミックは表面がつるつるとしており、変色・着色しにくいです。


瀬戸物のお茶碗や湯呑に汚れがつきにくく洗いやすいことをイメージしていただけるとわかりやすいかと思います。


{セラミックは劣化に強いです}


セラミックは吸水性が低く水分による浸食が起こりにくいため、劣化に強いです(劣化しにくい)。


△~◎セラミック(硬さ)(セラミックの種類による)


{現在のセラミックは強度が格段に向上しています}


以前のセラミックは強度が低く、詰め物・被せ物が欠けたり割れることがまれにありました。


現在は技術が進化し、セラミックの強度は格段に向上しています。


当院で使用するジルコニアセラミック、および、e-maxは従来のセラミック(80Mpa前後)と比べ、数倍~10倍以上の硬さ(曲げ強度:Mpa)があります。


ジルコニアは人工ダイヤモンドと同じ素材でできており非常に硬く(1000~1500Mpa前後)、通常の使用で欠けや割れが起きることはほぼありません(※)。


e-maxはガラスセラミック製でしなやかさがあり強度も高く(400Mpa前後)、欠けや割れに強い耐久性を持っています(※)。


(※)歯ぎしりや食いしばりのクセがある方や噛み合わせの力が異常に強い方の場合、セラミックの詰め物・被せ物が欠けたり割れることがあります。


✕銀歯(錆びや変色、劣化に対する強さ)


銀歯の素材の金銀パラジウム合金は貴金属である金・銀・パラジウムのほか、銅などの卑金属(ひきんぞく)も含んでいます。卑金属は変色しやすく錆びやすい性質があるため、銀歯を使い続けていると経年劣化で詰め物・被せ物が錆びて黒ずむことがあります。


◎銀歯(硬さ)


硬さの面では銀歯は金属製のため、耐久性が高いです(500~600Mpa(インレー)、680~800Mpa(クラウン))。耐久性の高さ、治療費の安さは銀歯の数少ないメリットとして挙げられます。


4.むし歯の再発率の高さ

◎セラミック


セラミック治療では接着性が高い接着剤を用いて詰め物・被せ物を歯に装着します。


接着性モノマーを含んだ接着剤により歯質の表面に接着剤の分子が浸透し、セラミックの詰め物・被せ物が化学的に強く接着されます。


{密着性が高く、細菌が侵入しにくい}


化学的結合力(接着性モノマー)を持つ接着剤によってセラミックの詰め物・被せ物がぴったりと歯に密着するため細菌が侵入しにくく、二次カリエスになりにくいです(※1)。


{耐久性が高く、劣化しにくい}


セラミック治療で用いる接着剤は高い耐久性があり、年数を経ても歯と詰め物・被せ物のあいだにすき間が生じにくいです。


(※1)二次カリエス・・・詰め物や被せ物の下でむし歯が再発すること。

(※2)むし歯や歯周病を予防するには毎日のセルフケアと歯科医院での定期メンテナンスが必須となります。


✕銀歯


銀歯の治療では「合着(ごうちゃく)」という方法で詰め物・被せ物を歯に装着します。


合着は接着とは異なり、歯と詰め物・被せ物のすき間を接着剤で機械的に埋めてくっつけます(「嵌合(かんごう)」と呼びます)。歯や詰め物・被せ物の表面のギザギザした部分を接着剤で埋めて保持する仕組みのため、セラミック治療で用いる接着性モノマーと比べると接着性に劣ります。


{銀歯の治療で用いる接着剤は耐久性が低い}


銀歯の治療で用いる接着剤は耐久性が低く、年数が経つと接着剤が劣化して歯と詰め物・被せ物のあいだにすき間が生じることがあります。経年劣化で生じたすき間に細菌が侵入し、銀歯の詰め物・被せ物をした歯が再びむし歯になってしまうケースが少なくありません。


5.金属アレルギーのなりやすさ(生体親和性の高さ)

◎セラミック


セラミックは非金属のため、金属アレルギーを起こす心配がありません。金属アレルギーの方、金属アレルギーが不安な方も安心してセラミックの詰め物・被せ物をお使いいただけます。


セラミックは生体親和性が高く、身体になじみやすい素材です。歯科治療で用いる詰め物・被せ物のほか、人工関節など、さまざまな医療でセラミック製品が使われており、安全性の高さが証明されています。


✕銀歯


銀歯は金属製のため、金属アレルギーを起こす原因になることがあります。


頭痛や肩こり、吐き気などの症状が続いている場合は銀歯の詰め物・被せ物が原因で金属アレルギーを発症している可能性があります。


6.治療費の大きさ(保険診療or自費診療)

✕セラミック(自費診療のみ)


セラミックは自費の歯科素材であり、原則として保険が利きません。保険診療の銀歯やレジンと比べ、自費診療のセラミック治療は費用が大きくなります。


◎銀歯(保険診療が可能)


銀歯は保険を適用でき、比較的安い費用で詰め物・被せ物の治療を受けられます


【銀歯の見た目や二次カリエス、金属アレルギーでお困りの方はご相談ください】


むし歯治療を受ける際、「治療費が安いから」という理由で保険素材の銀歯(もしくはレジン)を選ぶ方が少なくありません。


銀歯は金属で耐久性が高く、保険が利くため比較的治療費が安いメリットもあります。ただし、銀歯は見た目の問題や、むし歯が再発しやすい、金属アレルギーを起こす原因になるなど、デメリットが多いです。


銀歯の見た目や二次カリエス、金属アレルギーでお困りの方はセラミックの詰め物・被せ物にすることで天然歯に近い白さを再現でき、二次カリエスを防ぎやすくなります。セラミックは非金属のため、銀歯が原因の金属アレルギーの解消にもつながります。


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セラミック治療についてご質問・ご不安がある方、お口のことでお困りの方はお気軽にご相談ください。カウンセリングでは患者様のご希望に合わせ、歯科医師が適切な治療方法をご提案させていただきます。


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