むし歯治療やセラミック治療で削った歯を補う際には詰め物・被せ物(=補綴物:ほてつぶつ)で歯を保護します。
詰め物・被せ物の精度が低いと噛み合わせが乱れる原因になるほか、歯と補綴物のすき間から細菌が入り込みむし歯が再発してしまうことも。
詰め物・被せ物を作製する際は患者様の歯の形に合わせて精度が高い補綴物を作ることが重要です。
今回は「詰め物・被せ物の精度の重要性」についてお話しします。
目次
■詰め物・被せ物の精度が低いとどうなるの?
◎詰め物・被せ物の精度が低いとさまざまなトラブルが発生しやすくなります
精度が低く、治療対象の歯や周りの歯と合っていない詰め物・被せ物のことを不良補綴物(ふりょうほてつぶつ)と呼びます。
詰め物・被せ物の精度が低いと、以下のようなさまざまなトラブルが発生しやすくなります。
①二次カリエス
二次カリエスとは、治療をした歯が再びむし歯になることです。補綴物の精度が低く歯の形とぴったり合っていないとすき間からむし歯菌などの細菌が入り込み、詰め物・被せ物の下でむし歯が再発しやすくなります。
②噛み合わせの乱れ
詰め物・被せ物の精度が低いと周りの歯と補綴物の高さが合わず、噛み合わせが乱れることがあります。
噛み合わせが乱れると歯にかかる負荷がアンバランスになり、一部の歯に過剰な負荷がかかって歯がすり減ったり歯を支える歯槽骨や歯ぐきがダメージを受けやすくなります(外傷性咬合による非プラーク性歯周疾患)。過剰な負荷により歯が割れることもあります(歯根破折)。
歯や歯周組織へのダメージのほか、噛み合わせの乱れからくる顎関節症、頭痛、肩こり、背骨のゆがみなど、不良補綴物がお口周りだけではなく全身のトラブルをひき起こす原因になるケースもあります。
■精度が高い詰め物・被せ物を作製するために必要なこと
精度が低い詰め物・被せ物は歯や全身の健康に悪影響を与えるおそれがあります。
より安心して安全に、快適に補綴物を使い続けるためには、患者様の歯の形や歯並びに合った精度が高い詰め物・被せ物を作製することが重要です。
POINT1.それぞれの患者様で異なる歯の形や歯並びを正確に見極めながら治療を行う
精度が高い詰め物・被せ物を作製するためには術者である歯科医師に一定水準以上の技術と知識が求められます。歯科医師の技量に加え、患者様の歯や歯並びに関する詳細なデータをお採りするための歯科用CTなどの精密機器も必要です。
歯科用CTなどの精密機器を用いて検査を行うと共に、一定水準以上の技術と知識を兼ね備えた歯科医師により、それぞれの患者様で異なる歯の形や歯並びを正確に見極めながら適切に治療を進めることで補綴物の精度向上につながります。
POINT2.高度な技術を持つ歯科技工士が詰め物・被せ物を作製する
精度が高い詰め物・被せ物を作製するためには高度な技術を持つ歯科技工士が欠かせません(※)。
(※)セレックなど、CAD/CAMシステムにより補綴物を作製する方法もあります。
高度な技術を持つ歯科技工士であれば、患者様の歯の形や歯並びなどのお口の情報を正確に反映して精度が高い詰め物・被せ物を作製できる確率が高まります。
【セラミック治療をご検討されている方は当院までお気軽にご相談ください】
当院では、東京の六本木にて多数の治療経験がある院長がセラミック治療を行います。詰め物・被せ物は熟練の技術を持つ都内の歯科技工士により、それぞれの患者様に合った精度が高い補綴物をご提供いたします。
セラミック治療を含め、歯科治療では精度が高い詰め物・被せ物を作製することが重要です。精度が高い詰め物・被せ物を作製することで補綴物が歯に適合して二次カリエスや噛み合わせの乱れを防ぎやすくなり、お口の健康維持につながります。
– セラミック治療の無料相談を行っています –
ファミリアデンタルオフィスではセラミック治療に関するお悩みやご希望をお伺いしています。セラミック治療をご検討中の方はぜひ、当院の無料相談をご利用ください。