「自然な白さの詰め物・被せ物にしたい… でも、セラミックって高いよね…」
「セラミック治療が高いのはナゼ?」
セラミックの詰め物・被せ物をご検討中、費用の高さが気になる方も多いかと思います。たしかに、保険のむし歯治療などと比べると、セラミックの詰め物・被せ物は数万~20万円ほどかかることが多く、費用が高めです。
なぜ、セラミック治療は費用が高めなのでしょうか?
セラミック治療の費用が高めなのは、相応の理由があります。
今回は、「セラミック治療が高い理由」のお話です。
目次
■セラミック治療が高い理由
以下のような理由により、保険のむし歯治療などと比べて、セラミック治療は費用が高めになります。
①セラミック治療は自費診療(保険が利かない)
セラミック治療は自費診療です。保険が利かず、治療にかかった費用が全額患者さんの自己負担になるため、費用が高くなります。
自費診療であることから、A院ではセラミックの詰め物が1本5万円、B院では1本8万円など、クリニックによってセラミック治療の費用に違いが出ることも。
②歯科用セラミックの素材そのものが高額
歯科治療で用いる歯科用セラミックはファインセラミックスと呼ばれます。
ファインセラミックスは長石系やガラス系、ジルコニア系など様々な種類があり、製品として完成するまでに多くの精密な工程を必要とします。精密な工程を必要とすることに加え、セラミックの原料も高額です。
上記の理由から、歯科用セラミックの素材そのものが高く、高額なセラミックの詰め物・被せ物の仕入れにかかったコストはセラミック治療の費用に反映されます。
③セラミックの詰め物・被せ物の加工にコストがかかる
セラミックの詰め物・被せ物(補綴物:ほてつぶつ)をぴったりと歯に密着させるためには、患者さんの歯の状態に合わせて補綴物を精密に加工しなければなりません。
歯科技工士による補綴物の加工では、技工士さんへ支払う作製料がかかります。セレックなど、CAD/CAMの機械を用いて補綴物を加工する場合も機械の導入費・維持費が必要です。
上記の理由により、セラミックの詰め物・被せ物の加工にかかったコストはセラミック治療の費用に反映されます。
④高性能の接着剤を用いるため、コストがかかる
セラミック治療では、機能性ポリマーなどの接着性の高い接着剤を用いることが多いです。
コストが増えるため、通常、保険のむし歯治療では、高性能な機能性ポリマーはあまり用いられません。
上記の理由により、セラミックの詰め物・被せ物を取り付けるときは高性能の接着剤を用いるため、接着剤にかかったコストはセラミック治療の費用に反映されます。
■セラミック治療の費用を抑える方法は?
◎医療費控除を活用することで、セラミック治療を含む全体の医療費を節約できます
保険のむし歯治療などと比べて、費用が高めなセラミック治療。
セラミック治療の費用を抑える方法としては、国による税金の還付&軽減制度である「医療費控除」の活用がおすすめです。
セラミック治療費を含め、ご自身(&生計を共にするご家族)の1年間の医療費が10万円を超えた場合、医療費控除を申請することで支払い過ぎた所得税の還付を受けられます。
所得税の還付に加え、翌年の住民税も軽減される点が医療費控除の特徴です。
医療費控除の概容・申請の仕方については、当院のブログにてご紹介しています。お手すきの際にご参照いただければ幸いです。
{審美目的のみのセラミック治療は医療費控除が適用されません}
医療費控除の注意点ですが、見た目を美しくするためだけの、審美目的のみのセラミック治療は医療費控除が適用されません。
とは言うものの、セラミック治療は金属アレルギーの改善や、二次カリエス(治療をした歯が再びむし歯になること)のリスクを減らすためなど、審美以外の目的も含まれることがほとんどです。
見た目を美しくするためだけのセラミック治療はあまりないため、多くの場合において、セラミック治療は医療費控除を適用できます。
【セラミック治療の無料相談を行っています】
ファミリアデンタルオフィスでは、セラミック治療に関するご質問やご希望をお伺いしております。相談費は無料です。
カウンセリングでは、歯科医師が患者さんのお話を詳しくお伺いし、一人ひとりの方に合った治療方法・素材をご提案いたします。
セラミックの詰め物・被せ物をご検討されている方は、お気軽にご相談ください。