「歯 大きさ」
「歯 大きさ バラバラ」
「歯 大きさ 揃える」
皆さんは、ご自身の「歯の大きさ」を気にされたことがありますか?
気にする方も多い、歯の大きさ。
実際、歯の大きさは口元の見た目のバランスと深く関係しています。
今回は、歯科で行う審美治療における「歯の黄金比」&「歯の正中」「スマイルライン」のお話です。
目次
■歯の黄金比はどれくらい?
◎歯の黄金比=バランス良く、美しく見えるとされる歯の縦・横の長さ
「歯の黄金比(おうごんひ)」とは、バランス良く、美しく見えるとされる歯の縦・横の長さです。
[バランス良く、美しく見えるとされる「歯の黄金比(歯の縦・横の長さ)」]
-
真ん中の前歯(中切歯:ちゅうせっし)の縦・横の長さが0:0.8
-
前歯の縦・横の長さが、真ん中・二番目・三番目の順に6:1.0:0.6
上記のような歯の縦・横の長さが、バランス良く、歯が美しく見える基準とされています。
■歯の正中について
◎顔の中心と真ん中の前歯のラインがずれていないことが重要
歯の黄金比のほか、歯科治療を含む審美治療においては「歯の正中(せいちゅう)」も大切な要素です。
歯の正中とは、真ん中の前歯(中切歯:ちゅうせっし)のすき間を指します。
顔&歯をバランス良く、美しく見せるためには、顔の中心と歯の正中のラインがずれていないことが重要です。
■スマイルライン
◎口角を上げたとき、上の前歯のラインがゆるやかにカーブを描いている状態が美しく見えるとされています
スマイルラインとは、上の前歯の先端(切端)のラインを指す言葉です。
[美しく見えるとされるスマイルライン]
-
笑ったときなど、口角を上げた際、上の前歯(中切歯、側切歯、犬歯(糸切り歯))のラインがゆるやかなカーブを描いている
(口角側に上がっていく前歯のゆるやかなカーブ)
上記のスマイルラインの条件に当てはまる前歯(上の前歯)は、柔らかな印象(女性的な印象)で美しく見えるとされています。
◎ストレートラインは男性的な印象に
柔らかな印象のカーブを描いたスマイルラインに対し、上の前歯の先端が直線的に並んでいる状態をストレートラインと呼びます。
ストレートラインの方は、カチッとした男性的な印象に見えやすいです。
■歯の美しさ・見た目の基準は他にも色々
上記でお伝えした要素のほか、歯の美しさ・見た目の基準は以下のように色々な要素が関わってきます。
1.歯並び
歯並びが乱れている方は、口元の見た目が悪くなりやすいです。
2.歯の白さ
歯が黄ばんでいる・歯が着色汚れを起こしている方は、第一印象に影響する可能性があります。
3.Eライン
Eラインとは、横顔を見たとき、鼻の先端と下顎の先端を一直線に結んだラインを指す言葉です。
Eライン上に上下の唇の先端がふれているか、Eラインのやや内側に上下の唇がある状態が理想的な横顔のラインとされています。
4.笑ったときの歯茎の見え方
歯のほか、歯茎の見え方も口元の印象を左右する要素です。
笑ったときに上唇に隠れて上の前歯の歯茎が見えない・笑ったときに上の前歯の歯茎が1~2mm程度、チラリと見える状態が理想的な歯茎の見え方とされています。
笑ったとき、前歯の歯茎の長さが目立つ方は「ガミースマイル(※)」の可能性も。
(※)ガミースマイル…笑ったときなど、口を開けた際に通常よりも歯茎の
長さが目立っている(歯茎が見える面積が多い)状態のこと。
5.歯茎の色
血色が良く、薄いピンク色でひき締まった状態が美しく健康的な歯茎とされています。
6.口角の上がり方
笑ったとき、口角があまり上がらないと前歯のスマイルラインが見えにくいです。
笑ったときに口角があまり上がらない方は、「不機嫌そう」「怒っているの?」「気難しそう」などのネガティブな印象を相手の方に与えてしまう可能性も。
■歯の見た目を改善するための治療方法
歯の黄金比、歯の正中、スマイルライン… etc、様々な要素が関係してくる「歯(&口元)の美しさ」。
歯科医院では、以下のような治療により、歯の見た目(+歯の機能面)を改善するためのアプローチを行います(※)。
(※)クリニックごとに、対応している治療の種類が異なります。
①歯の矯正(歯科矯正)
歯並びが乱れている場合は、歯の矯正により、歯並びの改善にアプローチできます。
[歯の矯正の主な種類]
-
マウスピース矯正(インビザラインなど)
-
ブラケット矯正(昔ながらの、ワイヤーで歯を締める矯正方法)
{IPRで歯の隣接面を削ることで、歯の大きさを多少、改善できる可能性があります}
IPRとは、主に非抜歯矯正などで行うことがある「歯の隣接面(フロスを入れる歯のすき間部分)のやすりがけ」です。
歯の大きさに少しバラつきがある場合は、IPRで歯の隣接面を削ることで、歯の大きさを多少、改善できる可能性があります(※)。
(※)IPRで削る最大量は歯の片側につき0.2~0.3mm程度です。
歯のサイズを大きく改善するには、セラミック治療や
ラミネートベニアが必要になるケースがあります。
{ごく軽度の前方への顎の突き出しは歯の矯正で改善できる可能性も}
下顎の前方への突き出しが見られるなど、顎の位置に異常がある方がEライン(横顔の視点を中心とした顎の見え方)を改善するには、
-
顎の骨切り手術(口腔外科・形成外科)
-
美容整形(美容外科)
などの外科的な手術が必要になるケースがあります。
外科的な手術が必要になるケースもあるのですが、前方への顎の突き出しがごく軽度な場合は、手術をせずに顎の突き出しを改善する方法も。
手術をせず、歯の矯正(マウスピース矯正、ブラケット矯正)で噛み合わせを整えることで顎の突き出しを正常化し、Eラインの横顔にアプローチできる可能性があります。
②ホワイトニング
エナメル質を内側から白くするホワイトニング剤(過酸化物)を用い、歯を白くしていきます。
[歯科医院で行うホワイトニングの主な種類]
-
オフィスホワイトニング
歯科医院の院内にて、歯科医師がホワイトニングを行います
-
ホームホワイトニング
歯科医院で処方したホワイトニングジェル&マウスピースを用い、患者さんがご自身で歯を白くしていきます
-
デュアルホワイトニング
オフィス・ホームの両方のホワイトニングを並行して進めていきます
③セラミック治療
セラミック製の白い詰め物・被せ物を歯に取り付け、自然な白さの歯&不揃いな歯のサイズの改善にアプローチします。
④ラミネートベニア
セラミック製の薄いチップを前歯の表面に貼り付け、白い前歯&不揃いな前歯のサイズの改善にアプローチします。
⑤ガムピーリング
薬品やレーザーを用い、歯茎の表面に沈着したメラニン色素を除去。健康的なピンク色の歯茎にアプローチします。
⑥その他、歯・口元の状態に応じた歯科治療
上記の①~⑤のほか、歯・口元の状態に応じて行う以下のような歯科治療も。歯・口元の状態に応じて行う歯科治療により、歯の見た目(+歯の機能面)の改善にアプローチできます。
[歯の見た目(+歯の機能面)の改善にアプローチする歯科治療の例]
歯茎下がり…歯周病治療、歯周組織再生療法、歯茎の移植手術など
口角があまり上がらない…口腔筋機能療法(MFT:口周りの筋トレ)(あいうべ体操など)
【出っ歯や歯の黄ばみなど、歯並びの乱れ・歯の見た目でお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください】
今回は、審美治療における様々な「歯・口元の見た目&顔の見た目を左右する要素」について、お話をさせていただきました。
ファミリアデンタルオフィスでは、歯並びの乱れ・歯の見た目でお困りの方のための以下の治療を行っています。
≪ファミリアデンタルオフィスの矯正治療・審美治療・インプラント≫
-
歯科矯正
マウスピース矯正(インビザライン、クリアコレクト)、ブラケット矯正(表側・舌側(裏側)、部分矯正)
-
セラミック治療
セラミック矯正
-
ホワイトニング
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング
-
インプラント
歯科矯正、セラミック治療、インプラントの相談費は無料です。
出っ歯など、歯並びの乱れ・歯の見た目でお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。
カウンセリングでは、歯科医師が患者さんのお話を詳しくお伺いし、お口の状態を確認します。患者さんのご希望・お口の状態を確認した上で、一人ひとりの方に合った治療方法をご提案させていただきます。