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出っ歯(上顎前突)の矯正方法と症状について



出っ歯(上顎前突)とは、上の前歯や顎の骨が前方に突出している状態のことで、日本人に多くみられる状態です。出っ歯は見た目の問題だけでなく、噛み合わせや口腔内の環境にも悪影響を及ぼします。そんな出っ歯を改善するには、歯列矯正が必要です。


■ 出っ歯とは

出っ歯は、上下の前歯の位置関係によって判断されます。歯科医学的には、オーバージェットという値を見ることになります。オーバージェットとは、上下の前歯の先端が重なっている状態を0mmとしたときに、上の前歯が下の前歯よりも前に出ている距離のことです。オーバージェットが5mm以上ある場合に出っ歯といわれることが多く、7〜8mm以上ある場合には上顎前突と診断されます。


■出っ歯の原因

出っ歯の原因は、個人差が大きく、複数の要因が重なっている場合もあります。


◎歯の原因

前歯が大きすぎたり、前方に倒れ込んでいたり、歯並びが悪かったりすることで出っ歯になる場合があります。


◎骨格の原因

上顎の骨が前方に発育しすぎたり、下顎の骨が後方に発育不足だったりすることで出っ歯になる場合があります。遺伝的な要因や、成長期に顎の骨の発育に影響を与える習慣(指しゃぶりや口呼吸など)がある場合に起こりやすいです。


◎筋肉の原因

舌や唇の筋肉のバランスが崩れることで出っ歯になる場合があります。舌が弱くて上顎の骨を押さえる力が弱かったり、唇が強くて下顎の骨を引っ張る力が強かったりすると、上顎が前方に、下顎が後方に移動してしまいます。


■出っ歯の歯列矯正の方法とメリット

◎表側矯正

歯の表側にブラケットとワイヤーを取り付けて、歯を動かす方法です。歯を三次元的に動かすことができるため、重症度の高い出っ歯にも適応できます。しかし、装置が目立ちやすく、歯の移動に伴って痛みが出たり、食事や歯磨きがしにくくなったりするデメリットがあります。


◎裏側矯正(舌側矯正)

歯の裏側にブラケットとワイヤーを取り付けて、歯を動かす方法です。表側矯正と同様に歯を三次元的に動かすことができますが、装置が外から見えにくいというメリットがあります。しかし、特別な装置と技術を必要とするため、費用は表側矯正より高くなります。また、裏側なため舌に当たり、最初は違和感や発音がしにくいといった問題が生じることがあります。


◎マウスピース型矯正

透明なマウスピースを装着して、歯を動かす方法です。マウスピースを交換していくことで歯を動かします。装置が目立ちにくく、歯の移動に伴う痛みが少なく、食事や歯磨きを普段通りに行えるというメリットがあります。しかし、適応できる症例が限られており、重症度の高い出っ歯を治すことは、難しい場合があります。


■出っ歯を治療するメリット

◎口元の見た目が改善される

笑顔や表情が美しくなり、自分の容姿に自信が持てるようになります。


◎噛み合わせが改善される

出っ歯を治すことで、上下の歯がしっかりと噛み合うようになります。噛み合わせが良くなると、食べ物を効率的に噛めるようになります。


◎口腔内の環境が改善される

歯並びが整うと、むし歯や歯周病の原因となるプラークや歯石が溜まりにくくなります。また、出っ歯は口呼吸になりやすいですが、歯列矯正で鼻呼吸になると、口腔内の乾燥や細菌の増殖を防ぐことができます。


【出っ歯は、歯列矯正で改善することができます】

歯列矯正を行うと、出っ歯の症状が改善されるだけでなく、口元の見た目や健康にもメリットがあります。出っ歯は当院で治療可能です。お気軽にご相談ください。

ファミリアデンタルオフィス
歯科医師
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